【試合総評】

テゲバジャーロ宮崎ファミリーの皆様、こんばんは。

本日行われましたJ3リーグ第15節、今シーズン初のナイター、SC相模原との一戦は、4-2で勝利を収めました。応援にお越しいただきました皆様、また、LeminoやDAZN、SNSを通じて応援いただいた皆様にも心より感謝申し上げます。

熱気あふれるいちご宮崎新富サッカー場で、選手たちは粘り強く戦い抜き、貴重な勝ち点3を掴み取りました。

試合は序盤から動きました。3分、江川選手がこぼれ球を押し込み、先制。前半はその後も相模原に押し返されながらも拮抗した展開となり、36分に失点を喫し1-1で折り返します。

迎えた後半、13分に坂井選手のゴールで勝ち越しに成功。その後は激しい点の取り合いとなりましたが、38分に橋本選手の左足ミドルシュートで3-2。そしてアディショナルタイムには吉澤選手の豪快な一撃でダメ押しの4点目、試合を決定づけました。

全体を通して、今季最多となる4ゴールを記録し、12本の枠内シュートを放つなど、攻撃陣が存分に躍動した一戦となりました。一方で、セットプレーからの失点など改善すべき課題も残っています。

これでチームは今シーズンの連続無敗を10試合に更新（5勝5分）し、J2昇格争いの先頭グループを走っております。

次節は6月15日（土）、ホームいちごで首位を走るFC大阪との大きな一戦が控えています。前半戦の大事な一戦です。お誘い合わせの上、いちごにお越しいただき、大きなご声援をいただきますよう、心からお願い申し上げます！

テゲバジャーロ宮崎、さらに加速しますので、いちごにお越しください！

試合詳細「テゲバジャーロ宮崎 vs SC相模原」

テゲバジャーロ宮崎	1	前半後半	1	SC相模原
	3		1
テゲバジャーロ宮崎 4 - 2 SC相模原

▶ 試合詳細（Jリーグオフィシャルサイト）

【試合詳細】

【得点者】

3分江川慶城
58分坂井駿也
83分橋本啓吾
91分吉澤柊

【先発】

GK 32 イ・チュンウォン
DF 24 松本雄真
DF 33 黒木謙吾
DF 35 江川慶城
DF 39 下川陽太
MF 8 力安祥伍
MF 10 井上怜
MF 41 坂井駿也
MF 47 奥村晃司
MF 50 安田虎士朗
FW 11 橋本啓吾

【サブ】

GK 55 青木心
DF 25 横窪皇太
DF 43 森田礼
DF 45 田中誠太郎
MF 6 大熊健太
MF 13 中野桂太
MF 48 木原仁
FW 18 吉澤柊
FW 42 松本ケンチザンガ

【交代】

82分 MF 10 井上怜 → FW 18 吉澤柊
90分 MF 47 奥村晃司 → MF 6 大熊健太
90分 MF 41 坂井駿也 → DF 45 田中誠太郎
94分 DF 39 下川陽太 → DF 43 森田礼

試合動画ハイライト

大熊裕司監督試合後インタビュー

―まずは試合の総評をお願いいたします。
ホームで勝利できたことは素直に嬉しいです。これまで勝ちきれない試合が続いていた中で、サポーターの皆さんの後押しがあり、非常に良いゲームができたと思います。
試合の入りもよく、最初に先制点を奪えたのは大きかったです。ただ、その後はややラインが下がってしまい、相手に危険な場面を作られる展開になったことは反省点です。そこから持ち直して、うまくコントロールし直せたのは評価できます。
そして何より、複数得点を奪って勝てたことはチームにとって非常に大きい。これを続け、順位争いに食らいついていきたいと思います。

―今季初の4得点についての評価をお聞かせください。
ひとつは「枠にしっかり飛ばす」という意識が表れた結果だと思います。これまでもチャンスは作れていましたが、枠を外す場面が多く、決めきれない試合が続いていました。この試合ではしっかり決めきることができました。決定機がものすごく多かったわけではありませんが、きっちりとゴールにつなげられたのは良かったです。

―10試合負けなしとなり、昨年の最長記録に並びました。
実はあまり意識していませんでした（笑）。毎試合目の前のことに集中する、それを大切にして取り組んできた結果が「負けなし10試合」につながったのだと思います。これをしっかり継続していきたいです。

―坂井選手がJリーグ初ゴールを決めました。彼の成長についてどう感じていますか？
前節の反省を見事に生かしてくれたと思います。前節では同じような場面で、クロスに対して入りきれなかったんですが、今回はしっかり中に入りきって得点につなげてくれた。若い選手ですが、試合ごとに着実に成長していると感じています。

―吉澤選手も途中出場からのゴールがありました。
本当に嬉しいですね。日頃から黙々とトレーニングに取り組んでいる選手なので、今日のように結果で報いてくれるのは自分もすごく嬉しい。チームを救う活躍でしたし、彼の今後に期待しています。

―無敗は続いていますが、勝利としては3試合ぶり。勝ち切れなかった要因はどこにあると見ていますか？
やはり「複数得点が取れていないこと」が大きいです。逃げ切れなかったというよりも、追加点を奪えていないことにフォーカスしています。今日のように複数点を取って勝つスタイルを継続していきたいと思います。

―今日の試合は非常にエキサイティングな内容でした。全体の印象は？
サッカーはやはり「接触」や「球際」が大切なスポーツです。今日のようなぶつかり合いの中で、負けない気持ちを出せたことは、チームとして大きな収穫でした。この試合の姿勢をベースに、今後も戦っていきたいと思います。

江川慶城選手試合後インタビュー

―4対2で勝利しましたが、全体を振り返っていかがでしたか？
勝てたということが一番大きかったと思います。

―2点目はこぼれ球を押し込みました。あの場面について教えてください。
自分のところに来るなと予測して準備していました。実際にはキーパーも戻っていてボールがこぼれてきたので、すぐに次の準備ができていたことが得点につながったと思います。そこは誰よりも早く動けたかなと。

―守備面ではラファエル選手とのマッチアップがありました。
個人的にはしっかり対応できたと思います。ただ、チーム全体としては守備の連係やリカバリーの部分でまだまだ改善の余地があります。もう少し楽に試合を運べたのでは、という反省もあります。

―4-2という結果には満足されていますか？
価値のある勝利だったとは思いますが、誰一人としてこの結果に満足している選手はいないです。そういう相手に勝てたのは自信になりますが、あくまで目の前の一戦一戦に全力を尽くしていくという姿勢を徹底していくことが大事だと考えています。

―次節は首位のFC大阪との対戦です。意気込みをお願いします。
FC大阪は非常に強いチームですが、自分たちの良さを出してぶつかっていきたいと思います。後半戦に向けて首位で折り返せるような気持ちで、目の前の1試合を全力で戦い抜いていきたいです。

―今日は皆が戦っている姿勢が非常に印象的でした。ご自身はどう感じましたか？
今日も多くのファン・サポーターの皆さんがスタジアムに来てくれて、「ナイターゲーム」というイベントでもありましたし、ファミリー全体でこの試合を盛り上げてくれていると感じました。そういった空気の中で勝てたことはとても大きいです。
コーチングスタッフ、会長はじめフロントスタッフ、クラブ全員で作り上げた勝利だと思います。ピッチに立っている自分たちだけではなく、ファミリー全体で勝ち取ったものだと実感しています。ありがとうございました。

橋本啓吾選手試合後インタビュー

―今日の試合を振り返っていかがでしたか？
まずは勝ちきれたことが何より大きいです。ここ最近は追加点が取れずに追いつかれてしまう試合が続いていたので、しっかり反省を生かして、チームとして改善できた試合だったと思います。

―今日のゴールについて、振り返っていただけますか？
左足で決めたゴールでしたが、今週の練習でも感触が良くて、試合前から良いイメージを持っていました。これまでとは少し違った形の得点でしたし、大事な場面でしっかり決められたのは、自分自身の成長を感じる一歩になりました。

―ここ10戦負けなしとなりました。今のチーム状況をどう捉えていますか？
負けていないというのはポジティブな要素ではあるんですが、勝てる試合を引き分けてしまっているのも事実です。そこを勝ち切る力に変えていかないと、昇格という目標には届かない。だからこそ、もっと「勝ち点3」にこだわっていきたいです。

―相模原とは今季初対戦でしたが、相手の印象や手応えはいかがでしたか？
非常に勢いのあるチームで、簡単な相手ではなかったです。でも、今日、自分たちがしっかりと対応して勝ちきれたことは、今後に向けて良い自信になります。

―今日の試合では観客との一体感も感じられましたね。
得点した時にスタンドから盛り上げてもらったり、何度も応援の声が聞こえてきて、本当に力になりました。観客の皆さんと一緒に作る試合という意味でも、今日はいい内容になったと思いますし、今後もこうしたゲームを続けていきたいと思います。

吉澤柊試合後インタビュー

―SC相模原戦を振り返って、率直な感想をお願いします。
先制できたところはすごく良かったですが、その後追いつかれてしまった展開は非常に悔しいです。前節も同じように追いつかれていたので、そこはチームとしての大きな課題だと感じています。

―途中出場からのゴールでした。ご自身の得点シーンを振り返っていかがでしたか？
中盤でうまく相手からボールを奪って、ショートカウンターの形につなげられました。橋本選手がフリーで走ってくれていたので、「自分で打つか、パスを出すか」という選択肢がありましたが、自分でシュートすることを選びました。しっかり決められて良かったですし、橋本選手に感謝しています。

―途中交代での出場でしたが、監督からはどんな役割を求められていましたか？
僕が入るタイミングでちょうど失点していたこともあって、特に言葉はありませんでしたが、「点を取って流れを変えろ」というメッセージだと受け取りました。しっかり結果を出すことが大事だと思ってピッチに立ちました。

―途中出場の多いシーズンですが、限られた出場時間で結果を出すために意識していることは？
もちろん得点を取る意識は常に持っていますが、状況に応じて求められる役割も違うと思っています。勝っているとき、負けているとき、それぞれで自分がすべきことを全うする意識を大切にしています。

―最近の試合では得点力が増している一方で、終盤の失点が目立ちます。この点についてはどう受け止めていますか？
昇格を目指すうえで、得点はもちろん重要ですが、それ以上に「失点をゼロに抑えること」が非常に大切です。そこが今の僕たちの課題だと強く感じています。

―ご自身のコンディションや最近のプレーの手応えについて教えてください。
前節は出場機会がなかった分、すごく悔しかったです。その思いを持って今日は最初から気持ちを作って試合に入れたので、個人的には良いプレーができたと思います。

―現在チームは10試合負けなしと好調ですが、今後どんなプレーで貢献していきたいと考えていますか？
フォワードとしてはやはり「得点」でチームに貢献すること。それが一番大事だと思っています。

―次節は首位・FC大阪との対戦です。意気込みとファン・サポーターへのメッセージをお願いします。
相手が首位でも臆することなく、チャレンジする気持ちを忘れずに戦います。絶対に勝ちますので、次もぜひいちごにいらしていただいて、僕たちと一緒に戦ってください！

【試合結果】明治安田J3リーグ 第15節 vs SC相模原

【試合結果】明治安田J3リーグ第15節 vs SC相模原