【試合結果】明治安田J3リーグ第11節 vs 高知ユナイテッドSC

テゲバジャーロ宮崎ファミリーの皆様、こんにちは！

本日はホーム、いちご宮崎新富サッカー場にて、高知ユナイテッドSCとの一戦を迎えました。ゴールデンウィーク後半の土曜日、そして「こどもの日」直前のホームゲームということもあり、たくさんのご来場、ご声援をいただき、まことにありがとうございました。Lemino、DAZN、SNS等を通じて応援いただいた皆様にも、心より感謝申し上げます。

試合は立ち上がりから難しい展開に。前半33分に高知にこぼれ球を押し込まれて失点。さらに前半44分にはPKを与え、前半を0-2のビハインドで折り返す苦しい展開となりました。
ハーフタイムに修正を徹底し、後半は見違えるようなパフォーマンスを披露します。

後半6分、橋本啓吾選手のヘディングで反撃ののろしを上げると、後半33分には黒木謙吾選手の魂の一撃で同点に追いつきます。そして迎えた後半44分、再び橋本選手が右足でゴールネットを揺らし、ついに逆転。スコアは3-2。劇的な展開で、ホームのサポーターに最高の歓喜を届ける勝利となりました！

橋本選手は3試合連続ゴール、今季通算5得点とエースの名にふさわしい活躍を見せてくれました。黒木選手の同点弾も非常に大きかったですね。チームは、ここ直近6試合では3勝3分と安定感のある戦いが続いています。

ホームでの逆転勝利は、GW後半の宮崎に大きな活力をもたらしてくれたはずです。

次節は5月6日（月）、アウェイでの奈良クラブ戦。この勢いをそのままに、厳しいアウェイの地でも勝ち点3を掴み取れるよう、チーム一丸となって臨みます。

引き続き熱い応援をよろしくお願いいたします！

試合詳細「テゲバジャーロ宮崎 vs 高知ユナイテッドSC」

テゲバジャーロ宮崎	0	前半後半	2	高知ユナイテッドSC
	3		0
テゲバジャーロ宮崎 3 - 2 高知ユナイテッドSC

【得点者】
51分 FW 11 橋本啓吾
78分 DF 33 黒木謙吾
89分 FW 11 橋本啓吾

【先発】
GK 32 イ・チュンウォン
DF 24 松本雄真
DF 33 黒木謙吾
DF 45 田中誠太郎
DF 39 下川陽太
MF 34 河合駿樹
MF 50 安田虎士朗
MF 10 井上怜
MF 20 阿野真拓
MF 47 奥村晃司
FW 11 橋本啓吾

【サブ】
GK 55 青木心
DF 35 江川慶城
DF 43 森田礼
MF 6 大熊健太
MF 13 中野桂太
MF 40 安藤陸登
MF 41 坂井駿也
MF 48 木原仁
FW 18 吉澤柊

【交代】
HT MF 34 河合駿樹 → FW 18 吉澤柊
71分 MF 10 井上怜 → MF 40 安藤陸登
83分 MF 20 阿野真拓 → MF 13 中野桂太
89分 MF 39 下川陽太 → MF 35 江川慶城

試合ハイライト動画

大熊裕司監督試合後インタビュー

――まずは試合の総括をお願いします。

はい。ゴールデンウィーク、非常にたくさんのお客様にご来場いただき、本当に感謝しています。特に今日は子どもたちの姿が多く見られて、試合後にみんなが喜んでくれている様子を見て、非常に嬉しく思いました。結果的に非常に満足のいくものになったと思っています。
ただ、前半に関しては風の影響や相手の出足の早さに少し戸惑ってしまい、反省点の多い内容でした。一方、後半は風向きが変わったこともありますが、交代した選手たちがうまく機能してくれたと思います。
意図としては、前線の橋本選手を少しでも楽にすること、そして前線での起点をもう一度つくりたいという狙いがありましたが、そこはうまく機能したと感じています。
それ以上に、最後まで走り切る、勝つんだという執着心を選手たちが本当によく見せてくれました。そこは本当に評価したいと思います。前半の課題は今後しっかりフィードバックして、勝ち切れるチームをさらに目指していきたいと思います。

――3点目が入った瞬間の率直なお気持ちは？

そうですね、「よくやったな」という気持ちでした。

――前半と後半で試合の流れが一変したように見えましたが、最も修正できた部分はどこだったでしょうか？

まずはメンタル面です。前半は受けに回ってしまって、戦う姿勢の部分で明らかに劣っていました。後半は仕掛ける、戦うというところをしっかり出せたうえで、戦術的な部分もうまくハマったのではないかと思います。

――ハーフタイムでの声かけについて教えてください。

私が特別に声をかけたというよりも、選手たち自身が状況を理解していました。2点ビハインドの中で「やり返す」という気持ちが自然と出ていて、それを見て安心して送り出すことができました。

――勝負強いチームになってきたという印象もありますが、その点については？

そうですね、もちろんもっと楽に勝てればという思いはあります。ただ、スタジアムで応援してくださった方々が喜んでくださったことが何よりも嬉しいです。勝つことでサポーターが増えますし、観に来てくれる人も増える。これからも継続して、しっかりと勝ち切れるチームを目指していきたいと思います。

――次節までは中2日ですが、その準備についてはいかがですか？

非常にいい流れで奈良へ向かえると思います。充実したメンタルでアウェイゲームに臨めると思います。

――後半から吉澤選手を投入し、奥村選手を一列下げ、安藤選手を投入したタイミングで攻撃が活性化しました。その評価をお願いします。

はい、狙い通りというか、意図をしっかりと汲んでプレーしてくれました。それぞれの選手が持つ特徴をうまく発揮してくれたと感じています。

――橋本選手の2ゴール目がクラブにとってホーム通算100得点目となりました。キャプテンとしての存在感をどう感じていますか？

そうなんですね。記念すべきゴールをキャプテンが決めたというのは、非常に価値がありますし、本当によくやってくれたなと思います。

――後半3得点というのは今季初だったかと思いますが、粘り強さが発揮された要因はどこにあると考えますか？

これはやはり、昨年からの積み上げがしっかりと成果として表れてきているからだと思います。また、普段のトレーニングの中で「最後まで手を抜かない」「1m、10cmをどうプレーするか」といった意識が根づいてきていることも大きいと思います。

――修正力の部分で、特に引っ張った選手がいたのか、それともチーム全体の力か。

チーム全体です。みんながそれぞれのポジションでしっかりとリーダーシップを発揮してくれました。キャプテンだけでなく、若い選手たちも含めて、それぞれが役割を果たしているのが今の我々の強みだと思っています。

橋本啓吾選手試合後インタビュー

――まず、試合を振り返ってください。

何としても勝ちたいと思っていたので、勝ててよかったです。チームとしても、次につながる大きな勝利だったと思います。無敗は続いていましたが、勝ちが少なかったので、そこにはこだわっていましたし、次以降も勝ち点3を取れるようにしていきたいです。

――今日は多くのお客さんが来場しました。試合後の感想は？

お客さんがたくさん入ってくださった中で勝てたというのは、やっぱりすごく意味があると思います。終わった瞬間にも裏でみんなと話していたんですけど、こういうときに勝つことができれば、次も観に来てくれる方が増えると思いますし、もっとサッカーを観たいと思ってもらえると思うんです。そういう勝利をもっと増やしていきたいです。

――前半は0-2で折り返しましたが、どのような気持ちで後半に臨みましたか？

風下という状況もあって、ある程度は仕方ない部分もありました。ただ、ギアを変える意味でも、ハーフタイムで全員の気持ちをひとつにできたことが、逆転につながったと思います。とはいえ、前半の戦い方については、チームとしてもっと変えていかなければいけないので、その反省を踏まえて次に活かしたいです。

――1点目のヘディングについて。下川選手からのクロスでした。

練習から何度も合わせていた形だったので、それがようやく出たという感じです。どうしても決めたいという思いがゴールになったのかなと。大学の先輩でもあるので、ここでアシストする人と点を取る人という関係になれてうれしいです。

――逆転となった3点目のシーンを振り返ってください。

柊（吉澤柊選手）からボールが来るのはイメージ通りでした。キーパーが出てきたのを見て、自分でかわす判断ができたので、それがうまくいってゴールにつながりました。相手をよく見てプレーできたと思います。

――2点目の場面は手応えがありましたか？

当たった感触が高めだったので、「キーパーだけ越えればゴールだ」と。誰もいなかったので、流し込むだけでした。

――2点目は、クラブにとってJリーグホーム通算100ゴール目だったそうです。

え、そうなんですか？それはうれしいです。知らなかったですけど、キャプテンとしてそういうゴールを決められたのは印象的ですね。

――これまでのJリーグでの歩みを振り返って、いかがですか？

1年目は多くの出場機会があって、成長と経験を積めたシーズンでした。そこからは自分がどう成長していくかを考えて、トレーニングや個人のトレーニングに取り組んできました。その積み上げが今に出ていると思うので、まだまだ成長できると思っています。引き続き頑張ります。

――中2日で奈良戦があります。どう臨みますか？

相手も同じ条件なので、自分たちがやりたいサッカーを貫いて、それを体現するだけです。

――奈良戦について

誰が相手でもやることは変わらないので、特別に意識することはないです。ただ、岡田選手のように毎年脅威になっている選手もいますし、そこはしっかり抑えたいです。

――キャプテンとして、今のチームの勢いをどう見ていますか？

若い選手が多いので、点を取れば盛り上がるし、失点すると下がってしまうという部分はあります。でも、そこを中堅・ベテランが引っ張って、“絶対に負けない”というメンタルに持っていけているのが大きいです。負けが負けにならない試合が多いと思います。

――ハーフタイムや失点後、選手同士で話し合う場面も多くありました。どんな内容でしたか？

誰が、というより、若手含めて“このままじゃダメだ”と集まれる選手が多いのがこのチームの良いところです。チーム全体としてもう一度意識をすり合わせて、後半の逆転につながったと思います。

――キャプテンとして、今日はどのようにリーダーシップを発揮しましたか？

自分は言葉よりもプレーで示すタイプなので、今日は得点という形でチームを引っ張れたと思います。言葉でも締めるところは締めて、ピッチ内で役割を果たしていきたいです。

黒木謙吾選手試合後インタビュー

――試合を振り返っていかがでしたか？

前半は風の影響もあって、自分たちがひっくり返したい方向にうまくボールが落ちず、高知さんの攻撃をもろに受ける展開で苦しかったです。後ろの選手とは「前半はゼロでしっかり終えたい」と話していたんですが、残念ながら失点してしまいました。
1点目はカウンター気味の失点で、取られ方が良くなかったですね。これはある意味、想定内でもあったんですが、後ろの対応に課題が残った場面だったと思います。
ただ、90分通してしっかり戦おうという意識がチームにあり、ハーフタイムでも「諦めずにやろう」と共有していました。昨年の最終戦でも逆転した経験があるので、そうしたイメージを持ちながら、後半に臨みました。結果的にチームにとって非常に良いエネルギーになったと思います。

――ハーフタイムには具体的にどんな言葉を交わしましたか？

前半は足元にボールが入りすぎて、相手の守備の狙いにはまっていた印象がありました。本当は試合中にも修正したかったんですが、思った以上に風が強くて、ボールが手前に落ちてしまい、自分たちのリズムを回復できなかった。
後半は追い風になったこともあり、自分たちのやりたいサッカーがしやすくなったと思います。裏に抜ける動きや、橋本選手の足元のスペースを活かすプレーをもう一度確認してピッチに出ました。
また、高知さんの前線にはカウンターで残る選手もいるので、そのあたりはボランチ1枚＋センターバック2枚でしっかりケアすることを意識しました。

――後半に3得点で逆転というのは、なかなかない展開でした。

はい、本当に自分たちの実力を証明できたと思います。ゴールデンウィークで出かける場所がたくさんある中、僕たちの試合を観に来てくれたファン・サポーターの皆さんには感謝しかありません。
この熱いエネルギーは選手たちにしっかり届いていましたし、それが後半の逆転につながった大きな要因だと思います。

――チームとしても「負けない」という強い気持ちがあったようですね。

はい、チームとしては悪い雰囲気になりそうなところを、後ろの選手たちがポジティブな声をかけて、全体をいい方向に持っていけたと思います。
僕自身も声をかけましたが、全員が諦めていませんでした。後半に入る時には「このホームで絶対に逆転して勝とう」「3点取って勝とう」と皆で話していました。誰一人ネガティブな発言はなく、全員が勝つことしか考えていなかったです。

――同点ゴールの場面を振り返ってください。

晃司君（奥村晃司選手）がボールを持った時、彼のキック精度は琉球戦でも証明されていましたし、しっかりスペースに走り込めば絶対に来ると思っていました。
実際に良いボールを出してくれたので、柊君（吉澤柊選手）が前でディフェンダーを引きつけてくれて、自分のところにきっちり届いた最高のボールでした。ただ合わせるだけで良かったので、本当に感謝しています。

――あのシーンはセットプレーの流れだったんですね。

はい、あれはフリーキックの流れで残っていた形です。彼がボールを持ったタイミングで「絶対に上がってくる」と思って、残っていたら本当にいいボールが来た。結果的に笑って終われる場面になって良かったです。

――守備面でも後半は無失点。終盤の圧力にも耐え切れましたね。

前半を除けば、後半は本当にコンパクトに戦えていましたし、センターバックを中心にリスク管理もできていたと思います。
ボールの失い方も悪くなかったので、しっかり引き締めて戦えていました。高知のストロングは空中戦だと思っていましたが、そこは僕らの方が上回れた。セカンドボールも拾えていたので、危ないシーンは後半にはほとんどなかったと感じています。
ただ、逆転後に相手の圧力が強まって、少し引きすぎたところもあった。久々の展開だったので、今後同じような状況があった時には、もっと押し上げて、GKとの連携でコンパクトに守っていきたいです。

――J3は拮抗しており、連戦も続きます。この勝利の意味をどう捉えていますか？

この連戦の初戦をホームで迎えられて、それを勝利でスタートできたことは本当に大きな意味があると思います。
すぐに奈良へ移動ですが、今日戦った11人だけでなく、ベンチメンバー、リザーブに入れなかった選手も含めて、今週1週間しっかり準備してきました。
この良いコンディションを維持しながら、2日ごとの試合になりますが、全員で準備して、リカバリーして、次の奈良戦に向けてベストな形で臨みたいと思います。

――ご自身の攻撃面での意識について教えてください。

前線にはハッシー（橋本啓吾選手）というターゲットがいて、トップ下には晃司君（奥村晃司選手）のようなアタッカーもいて、サイドにも個人能力の高い選手が揃っている。自分としては、そういう選手たちにいかに早くいいボールを届けられるかを考えています。
サイドバックのマツ（松本雄真選手）も高い位置でプレーした方が良いタイプなので、そこにも早くボールを供給できるように意識しています。

――最後に、次節への意気込みをお願いします。

この勢いはアウェイの奈良でも十分発揮できるはずです。今シーズンは前半の失点がやや多いので、そこをもう一度チームで約束ごととして整理し、前半を無失点で終えることができれば、後半は自分たちのペースで試合を運べると思います。
課題をしっかり修正して、奈良でもいい試合ができるように頑張ります。ありがとうございました。

奥村晃司選手試合後インタビュー

――ご自身の調子やコンディションについて、現在の手応えはいかがでしょうか？
徐々に上がってきているとは、自分の中では思っています。

――今日は特にどのあたりがご自身の中で良かったと感じましたか？
前半はトップ下でプレーして、後半はボランチにポジションが変わりましたが、その中でも自分のやるべきことをしっかり考えながらプレーできたところが良かったかなと思います。

――今シーズン、ボランチでの出場は初めてでしょうか？
今シーズンはそうですね。練習でもほとんどやっていないので、実質初めてという感じでした。

――過去のチームでは、ボランチの経験は？
過去のチームではボランチでプレーすることが多かったので、問題なくやれたと思います。

――今シーズンのチームの状態や雰囲気については、どのように感じていますか？
チーム全体としての雰囲気はすごく良いですし、それが今日の結果にもつながったと思います。

――今シーズン移籍されてきて、テゲバジャーロ宮崎の“良さ”や“強み”はどのようなところに感じていますか？
若い選手が多くて勢いがあるところや、真面目にサッカーに取り組む姿勢の高い選手が多いことですね。そういった中でチーム内に競争が生まれていて、その競争がチーム全体のレベルアップにつながっていると思います。とても良い相乗効果が生まれていると感じています。

――チームの中で、どのような役割を担っていきたいと考えていますか？
年齢的にもチームでは上の方なので、全体を見ながらプレーすることはもちろん、自分の役割をしっかりと意識しています。そして何より、個人として結果を出してチームを引っ張りたいという思いが強いので、そこには今一番こだわっています。

――連戦が続く今週、この勝利の勢いをどうつなげていきたいですか？
前半は良くなかったというのは、誰もが分かっていると思います。だからこそ、そこはしっかり修正して、後半の良い流れを次につなげていけるように。時間は限られていますが、チームでしっかり話し合いながら準備していきたいと思います。

――天皇杯についてお伺いします。奥村選手にとって天皇杯とは、どんな大会ですか？
本大会ではJ1のチームなど上のカテゴリーと戦える、非常に良いチャンスだと思っています。まずはそこに進むために、宮崎県代表をしっかりと勝ち取りたい。そのためにも、次の奈良戦、そしてその先の宮崎県代表決勝に向けて、全員で良い準備をしていきたいと思います。

試合詳細「テゲバジャーロ宮崎 vs 高知ユナイテッドSC」

試合ハイライト動画

大熊 裕司 監督 試合後インタビュー

橋本啓吾 選手 試合後インタビュー

黒木謙吾 選手 試合後インタビュー

奥村晃司 選手 試合後インタビュー

試合フォト

大熊裕司監督試合後インタビュー

橋本啓吾選手試合後インタビュー

黒木謙吾選手試合後インタビュー

奥村晃司選手試合後インタビュー

試合結果 明治安田J3リーグ 第11節【テゲバジャーロ宮崎 vs. 高知ユナイテッドSC】

試合結果明治安田J3リーグ第11節【テゲバジャーロ宮崎 vs. 高知ユナイテッドSC】