テゲバジャーロ宮崎ファミリーの皆様、こんばんは。

本日は雨天の中、いちご宮崎新富サッカー場にてツエーゲン金沢を迎えてのホームゲームとなりました。1,386名ものファン・サポーターの皆様にご来場いただき、まことにありがとうございました。また、LeminoやDAZN、SNSを通じて応援いただいた皆様にも心より感謝申し上げます。

試合は前半から一進一退の攻防が続きましたが、金沢の前線に構えるパトリック選手を起点とした攻撃に苦労しながらも、守備陣の奮闘とGKイ・チュンウォン選手の好セーブにより、前半を0-0で折り返します。

後半は13分に金沢の選手が退場となり、数的優位となったテゲバジャーロ宮崎は攻撃のリズムを掴み、後半34分、奥村選手の左CKに橋本啓吾選手がヘディングで合わせ、ついに先制点！橋本選手はこれで今季6得点目となり、チームを勢いづけます。

しかし試合終盤、後半46分にセットプレーから失点を喫し、非常に悔しい形で1-1のドロー決着に。とても悔しい引き分けでした。

チームはリーグ戦8試合無敗（4勝4分）を継続。J2昇格争いの中で、勝点1を積み上げる結果となりました。

次節は、5月31日（土）14:00、アウェイ・ミクニワールドスタジアム北九州にてギラヴァンツ北九州との一戦を迎えます。昇格を争うライバルとの大一番、皆様の熱い応援を力に変えて、勝利を目指します。

引き続き、熱いご声援をよろしくお願いいたします！

試合詳細「テゲバジャーロ宮崎 vs ツエーゲン金沢」

テゲバジャーロ宮崎	0	前半後半	0	ツエーゲン金沢
	1		1
テゲバジャーロ宮崎 1 - 1 ツエーゲン金沢

▶ 試合詳細（Jリーグオフィシャルサイト）

【得点者】
79分 FW 11 橋本啓吾

【先発】
GK 55 イ・チュンウォン
DF 24 松本雄真
DF 33 黒木謙吾
DF 35 江川慶城
DF 39 下川陽太
MF 50 安田虎士朗
FW 11 橋本啓吾
FW 18 吉澤柊
FW 47 奥村晃司

【サブ】
GK 21 青木心
DF 25 横窪皇太
DF 45 田中誠太郎
MF 6 大熊健太
MF 13 中野桂太
MF 34 河合駿樹
MF 40 安藤陸登
MF 41 坂井駿也
FW 42 松本ケンチザンガ

【交代】
67分 FW 18 吉澤柊 → FW 42 松本ケンチザンガ
70分 DF 39 下川陽太 → DF 45 田中誠太郎
85分 MF 10 井上怜 → MF 41 坂井駿也

試合動画ハイライト

大熊裕司監督試合後インタビュー

――まずは試合の総括をお願いします。
まず、本日は天候の悪い中、多くのサポーターの皆さんが会場にお越しくださり、本当にありがとうございました。
試合の入りは悪くなかったのですが、途中からパトリック選手の高さに対応しきれない場面がありました。ただ、うまくアジャストしてからは対処もできるようになり、そこからは前向きなプレーが増えて、チーム全体が良い流れを作れたと思います。
相手が1人退場となった中で先制点を奪うことはできましたが、結果としては追いつかれてしまいました。とはいえ、それ以上に「追加点を取れなかった」ことが今日の課題です。あと一歩のクオリティ。以前から続いているこの課題に、引き続きしっかり向き合っていきたいと思います。
ただ、全体的な内容としては下を向くようなものではなく、ポジティブに捉えて、次の試合に向けて良い準備をしていきたいです。

――先週の天皇杯敗戦から、気持ちを切り替える上でも重要な試合でしたが、選手たちの姿勢については？
追いつかれたものの、選手たちはファイティングスピリットを前面に出してくれました。一番大事な部分である「戦う姿勢」を見せてくれたことは、今日の試合を優位に進められた要因だったと思っています。

――無敗継続（リーグ戦8戦無敗）についての評価は？
勝ち点を積み上げ続けることは非常に重要です。追いつかれたことに悲観する必要はなく、ここまで無敗で来ているという点はポジティブに受け止めています。最後の最後まで揺さぶりながら攻撃を仕掛け、惜しい場面も作れました。あとはもう一歩の勇気とクオリティ。その部分を高めていくことが、次の勝利につながると思います。

――数的優位をどう活かしましたか？
相手が5枚で後ろに張っていたので、中央突破は難しい展開でしたが、左右にボールを振りながらうまくスペースを突いていくことができました。ツートップの高さも活かせましたし、狙いとしては一定の成果があったと思います。

――失点の場面については？
ロングボールを対応しきれず、セカンドボールを拾えなかったこと。そしてポケットのスペースを取られてしまったことが悔やまれます。あれは非常にもったいなかったですね。

――攻撃面ではあと一歩だった印象もあります。
そうですね。やはり繰り返しになりますが、ここ数試合ずっと感じている「フィニッシュの精度」。これは一朝一夕で解決するものではありません。日々の練習の中で継続して取り組んでいくしかないと考えています。

――前半はボールを保持する展開が多く見られました。意識的に変えた部分はありますか？
立ち上がりはロングボールに対処することで精一杯でしたが、そこを落ち着かせてからはボールを動かせるようになり、自分たちの時間を作れたと思います。

――後半に向けてのハーフタイムの指示は？
特別な修正というよりは、前半の良かった部分を継続しようという話をしました。特に左サイドの攻撃は機能していましたし、相手が右サイドに強みを持っていたため、そこを避けながら効率的に攻められたと思います。

――橋本選手のPK失敗の後、得点を決めたシーンについて。
あのPKは非常に重要な場面でした。外してしまったのは残念でしたが、その後しっかり気持ちを切り替えてヘディングでゴールを決めてくれたのは「エースの責任感」だと思います。リバウンドメンタリティを体現してくれた橋本選手を、改めて頼もしく感じました。

――最後に次節に向けて一言お願いします。
次はアウェイ・北九州戦になります。今日の試合で得られた自信と課題をしっかり整理して、勝ち点3を獲得して帰ってこられるよう、準備していきたいと思います。

安田虎士朗選手試合後インタビュー

――結果的に勝ち点1という終わり方になりましたが、率直な感想をお願いします。
昨年のアウェイ戦も同じように、最後の最後で失点して引き分けてしまった記憶があります。今年の鹿児島戦もそうでしたし、昨年からアディショナルタイムに失点して勝ち切れなかった試合が何度かあります。
そういった試合を防ぐためには、全員の集中力と、最後に「ボールにしっかり行く」という理屈ではない部分が重要で、今日はそこが足りなかったと感じています。

――数的優位な状況での失点という点について、課題はどこにあったと考えていますか？
失点につながったのはファウルからだったと思いますし、自分も含めて余計なファウルが多かったと感じています。
失点自体もヘディングの場面以上に、その前の「クロスを簡単に上げさせてしまった」場面が一番の反省点です。もっとボールに寄せる意識を持つべきでした。

――試合前のミーティングでは、相手のクロス対応についての警戒もあったと思いますが、その点の手応えは？
クロスが多いチームで、中にも大きい選手がいるというのは事前に分かっていたので、警戒していました。何度か当てられてポストに当たった場面もありましたが、全体的には体を寄せて対応できた場面も多かったと思います。そこは一定の手応えを感じています。

――先週の天皇杯決勝での敗戦からの立て直しという意味では、今日の結果はどう捉えていますか？
天皇杯の試合では、相手にプレッシャーをかけきれなかったという課題がありました。今週はそこをチームとして修正しようという話をしていたので、今日の試合ではプレッシャーをかける意識が全体として出ていたと思います。

――今後のリーグ戦で、安田選手としてチームにどんなことを期待されていますか？
やっぱり「勝利」ですね。今日は栃木シティも勝っていますし、上位についていくためには勝つことがすべてです。自分もそこを強く願っています。

――イエローカードの累積について、どう受け止めていますか？
できるだけファウルやカードなしで止められるようにしなければならないというのは、自分の課題です。危険なシーンを防ぐには、ポジショニングをもっと良くする必要がありますし、今後も試合映像をしっかり見返して、改善していきたいと思います。特に次の北九州戦の後には改めて振り返っていきたいです。

――前半はパスがよく回り、得点後も一定の時間はボール保持が続いていましたが、前に出る意識がやや緩んだ印象もありました。そのあたりについてはどう見ていましたか？
相手がレッドカードで一人少なくなったことで、引いてくれたという面がありました。自分たちがボールを持てたのは、その影響が大きかったと思います。ですが、それに甘えず、もう一歩前に出る姿勢を継続しなければいけなかったと思います。

橋本啓吾選手試合後インタビュー

――コーナーキックからの得点シーンを振り返ってください。
最初からあの形は狙っていました。良いボールが入ってきて、自分もタイミングよく合わせることができたので、練習から取り組んできたセットプレーの形を試合で活かせたのは良かったです。

――決めた瞬間の感触や手応えは？
その前のプレーでPKを外してしまっていたので、「何としても決めたい」という強い気持ちがありました。決められて本当に嬉しかったです。

――今日はサイドからの攻撃が多く見られました。チームとしての意思統一について教えてください。
前線には明確なターゲットが2人いましたし、途中出場した松本ケンチザンガ選手も含めて「高さを活かした攻撃をしていこう」という意識がチーム全体にありました。クロスからの攻撃は随所に出せたと思います。

――井上選手からのクロスも多かったように見えましたが、その連携については？
何度かあと一歩という場面があったので、そこは今後もっと練習から精度を高めていきたいです。

――PKの場面についても振り返ってください。
自分自身、5年間プロをやってきて初めてのPKでした。0-0の場面で決めなければならない状況で外してしまい、チームのエースとして本当に不甲斐ない気持ちです。ただ、引きずらずにその後得点を取れたことは、自分の中で切り替えられた証でもあります。

――次節に向けた意気込みをお願いします。
上を目指すためには、やっぱり「勝ち点3」を取り続けることが大事です。勝ち切れなかった今日の試合をしっかり反省して、課題を克服しながら、次の北九州戦ではしっかり勝てるように準備していきます。

――先週の天皇杯での敗戦も含めて、この2週間をどう捉えていますか？
「負けた試合をどう活かすか」が大切で、チーム全体でもミーティングでしっかり話しました。その上で臨んだ今日の試合だったので、勝ち切れなかったのは非常に悔しいです。結果が全てなので、勝ち点3にこだわっていきたいです。

――引き分けとなりましたが、どう捉えていますか？
「負けていない」というポジティブな見方もありますが、やっぱり「勝ち点2を落としている」という捉え方をすべきだと思います。そこに対して強く意識して、次はしっかり3を積み上げていかないと、昇格は見えてこないと思っています。

――次節に向けて、個人としてチームとして、どんな準備をしていきたいですか？
まずはゴール前の精度。今日も相手の倍のシュートを打っていますが、「あと一歩」が足りなかったり、精度が足りなかったりするので、全員でその精度を上げていくしかないと思っています。守備の部分も後ろの責任だけでなく、前からのプレスのかけ方、ボックス内での守り方も含めて、チーム全体で修正していく必要があると感じています。
個人的にもシュート練習を継続して、もっと結果を出せるようにしていきたいです。

阿野真拓選手試合後インタビュー

――今日の試合を振り返っていかがでしたか？
相手より一人多い状況で勝ち切れなかったというのはすごく悔しい試合でした。

――今日は井上選手とともにサイドからの攻撃が多く見られました。手応えはいかがでしたか？
うちのフォワード陣はヘディングが強いので、サイドからのクロスでチャンスを作るというのは狙いどおりでした。しっかりクロスまで持ち込めたのは良かったと思います。

――ハーフタイムには、どんな話がありましたか？
相手のフォーメーションを見て、ボランチ脇のスペースが空くという話が出ていました。そこをうまく使って前進していこうということで、意識してプレーしました。

――橋本選手との連携でチャンスを作る場面もありましたが？
相手が一人少ない状況で前線にフリーの選手ができていたので、1対1というよりもフリーな選手に預けていく意識を持ってプレーしていました。ただ、決め切れなかったことで引き分けに繋がったとも思っています。

――PKを獲得した場面についても少し教えてください。
ドリブルというよりは、あのポジションに顔を出すことが重要だと感じました。積極的にゴール前に関与できたのは良かったと思います。

――今日はカットインからのプレーも多く見られました。
相手の守備が引いていた分、スペースがあったので、積極的に仕掛けていこうという意識が自然と出ていました。

――失点のシーンを振り返って、原因はどこにあると感じていますか？
金沢は高さがあって、ヘディングが強いチームです。クロスを上げさせないという執着心、そして最後まで体を寄せ切るという意識の部分が足りなかったと感じています。

――数的優位の状況で追加点を取れなかった点については？
ゴール前までは行けていたので、最後の精度を突き詰めていかないといけないと思います。負けてはいないことはポジティブですが、勝ち点1と勝ち点3では全く違います。やっぱり「勝つ」ことを重要視していきたいです。

――金沢はJ2経験もあるチームですが、その中での今日の戦いをどう捉えていますか？
最後の最後に追いつかれてしまったという点では、やっぱりJ2を戦ってきたチームの底力を感じました。ただ、そういう相手に勝たなければ、宮崎がJ2に上がることはできないとも思っています。こういう試合を今後落とさないようにしていきたいです。

――今年は昨年と違って前半戦終盤で良い位置につけています。その点については？
そうですね、昨年よりも選手一人ひとりがJ2昇格を意識してプレーしているというのは、すごく強く感じています。

――次節まで少し時間が空きます。個人的にはどのような準備をしていきたいですか？
今回の試合で出た課題である「ゴール前の精度」をもっと意識して取り組んでいきたいです。それはシーズンを通しての課題でもあるので、常に意識して練習していきたいと思います。

――次節以降への意気込みをお願いします。
J2昇格のためには、もう一試合一試合が絶対に落とせない試合になってきます。全ての試合で全力を尽くして、勝ち切れるようにしていきたいです。

試合詳細「テゲバジャーロ宮崎 vs ツエーゲン金沢」

試合動画ハイライト

大熊 裕司 監督 試合後インタビュー

安田虎士朗 選手 試合後インタビュー

橋本啓吾 選手 試合後インタビュー

阿野真拓 選手 試合後インタビュー

試合フォト

大熊裕司監督試合後インタビュー

安田虎士朗選手試合後インタビュー

橋本啓吾選手試合後インタビュー

阿野真拓選手試合後インタビュー

試合結果 明治安田J3リーグ 第13節【テゲバジャーロ宮崎 vs. ツエーゲン金沢】

試合結果明治安田J3リーグ第13節【テゲバジャーロ宮崎 vs. ツエーゲン金沢】